【灘高受験体験記】海外在住・帰国子女の灘高合格戦略

灘高に合格した生徒さんから合格体験記が届きましたので、共有いたします。

目次

【灘高受験体験記】海外在住・帰国子女の灘高合格戦略

海外の現地校と日本語補習授業校から日本人学校へ

私は中学校2年生までオランダにいました。

小学校4年生まではオランダの現地校と日本語補習授業校(毎週土曜に日本の教科書で国語と算数だけやる学校)に通っていました。この時は家で補習校の宿題をやる以外には勉強していなかったと思います。

現地校はモンテソーリの学校で小学校4年生のときには小学校にある教材がほとんど終わっていて、学校では一日中本を読んでました。

この学校の教材はとくに算数とかは日本の公立小学校でやるものよりも簡単だったと思います。

今はあまりないですが、その時はロボットに興味があってそのことによって将来は日本でロボットについて勉強したいと考えました。

そして親にこのことを相談して日本の小学校4年生の二学期から全日制の日本人学校に行くことになりました。

海外から灘高校を目指したきっかけ

小学校5年生の終わり頃、オランダに日本の高校がないということで高校から日本に行くように考えはじめました。そして、その時に調べて見つけた高校が灘高校で絶対に行きたいと思いました。

灘に行きたいと思った理由は、灘が自分に一番よく合って自分が高校3年間を楽しめる学校だと思ったからです。またその時の担任の先生が関西の人で面白かったので、灘もきっと面白いだろうと思ったのもあったかもしれません。

小5で灘高を意識して始めた勉強

この時始めた勉強は、絶望的に出来なかった漢字を出来るようにしたのと数学検定の勉強です。

漢字に関してはとりあえずたくさん書いて覚えました。百点満点のテスト点数が12→66→80なんか→満点みたいな感じで上がりました。

数学は小学校6 年生まではだいたい2〜3年先をやっていました。

この時から灘は意識してました。

小学生のうちに中学数学を完了→灘高受験までのスケジュール作成

中学校に上がる前の春休みに一旦中学数学が終わったくらいです。またその頃母がガクさんのサイトを見つけ て、灘高校受験までのスケジュールを見ていました。

灘高受験に向けた数学勉強法

数学の学習は、高校への数学と青チャートをやっていました。中1の間は数学以外は勉強していませんでした。

高校への数学は中1から日々のハイレベル演習を解いていました。初めの方はB問題もちゃんと解けないレベルでしたが、友達とやっていくうちに段々できるようになりました。 日々のハイレベル演習を一度中1から中2へかけて終わらせました。その時はC問題も4割くらいは完答出来るようになっていたと思います。

また「目で解く」は難しいですが、とてもいい教材だと思います。中3の間は8月までに日々のハイレベル演習を一周させるくらいのペースで学コンも何度か出しました。

灘高受験に向けた英語勉強法

英語の学習は、元々それなりに出来たのであまり参考にはならないと思いますが、中2の夏に 「最難関高校の英語」を終わらせました。その時点で基本的に解けていたと思います。

中3のときは英文法や和訳を中心に勉強していて、10月に英検準一級を取りました。

灘高受験に向けた理科勉強法

理科の学習は、中1、2年の間はほとんどやっていなくて中3になってから始めました。主に使っていた教材は「最高水準の特進」と「最難関高校の理科」です。最高水準の方は薄いためやりやすかったですが「最難関高校の理科」は分厚いため手をつけづらかったイメージがあります。

理科は11月くらいまでには物理と化学を固めていました。その間、地学や生物はほとんどやっていなかったです。中3から始めたため、演習量が足りてなかったと思うので早めに理科の学習を始めることを勧めます。 国語の学習も理科と同じように中3から初めました。

灘高受験に向けた国語勉強法

国語は苦手意識がとてもあって塾での勉強を中心としていました。古文は12月から1日1題は解くようにしていました。

灘高入試直前期の学習

直前期の学習。

過去問は数学を30、理科を25、英語と国語を20年分を2周しました。

過去問を初めて解いたのは中2の夏のときで数学と英語だけを解きました。

数学は5割くらいで英語は7割くらいでした。早めに一度解いて合格への道筋を考えるといいと思います。

海外在住の方へのアドバイス

海外在住の方のへアドバイスとしては、教材はAmazonで取り寄せることをおすすめします。

また 学習意欲の維持は私の場合、ベテランちなどの灘卒のユーチューバーの動画を見てしていまし た。

灘高受験で大切なこと

最後に灘校受験で大切なことは2つあると思います。

1つ目は得意を伸ばしきることだと思います。得意を伸ばすことは苦手をなくすことよりも精神的にも楽だと思うので先に伸ばすことを勧めます。

2つ目は早めに志望校の対策を始めることです。早めに始めることによって時間的な余裕 ができ、比較的気楽に勉強を進められると思います。

私の灘高合格戦略

私の合格戦略としては数学と英語で点数を稼ぐことでした。

元々、数学と英語が出来るほうだったので伸ばしやすかったです。学習意欲が落ちたときは中1、2年生の間は無理をせずしっかり休憩を取るといいと思います。

中3になってから気力を残せるためにも早い段階では無理をしないといいと思います。

代表からひとこと
灘高合格おめでとうございます。
並々ならぬ努力を重ねており、指導のたびに感心しておりました。
灘高生活も楽しんでください。

灘高受験のおすすめ厳選教材

今回、ご寄稿いただいた灘高生の方が実際に使用していた教材の一覧です。

英語

数学

理科

この記事を書いた人

学ぶ楽しさを伝えたい。
自分で学べる子どもたちを育てたい。
2022年春に新規事業立ち上げ。教育で貢献します。

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