要領の良さと気分転換

要領の良さ

小学生の頃は勉強がとても楽しくて、休みなくいつまででも机に向かっていられました。当時使っていた教材の組み合わせが絶妙であったこともありますが、他人から出された宿題がなく、家での学習は自分で自由に進めていけたからだと思います。

ところが、中学校に上がると途方もない量の課題が出されるようになりました。締め切りは厳守で、提出が遅れたり完成度が低かったりすると、何かしらの叱責を受けたり、追加の課題が与えられたりしました。自分が志望して入った学校ですから、最初は当然のこととして受け止めていましたが、「勉強に追われている」と感じるときもありました。時を同じくして、眼精疲労のような症状が出たり、首や肩が凝ったりするようになりました。

いまから考えると、「勉強を強制されている状態」が良くなかったように思います。自分で取り組む勉強は好きでしたが、他人から課題を出されることには慣れていませんでした。精神的な圧迫感が身体に不調を来したのでしょう。

多くの課題をこなすことに無理をしていたのだと思います。あるいは要領よく切り抜けるコツを知らなかったのでしょう。そこで、学校の課題は時間を決めて取り組み、定期テストの勉強はほとんど行わないようにするなど工夫しました。「ある程度の力を抜いて取り組む」ことで、自分がしたい勉強に注力し、自分のペースを取り戻せるようになりました。「環境を変えられないのであれば、自分を変える(自分が変わる)しかないのだ」と理会しました。

どのように気分転換するか

小学低学年の頃は1週間に2日だけ勉強の日を設けて、それ以外は虫とりや魚とりをして野外で遊んでいました。高学年になると、月曜日から土曜日にかけて、夕方の5時から夜の9時まで勉強していました。日曜日は休んで、家族で山に登りました。 

勉強も自然遊びも好きなので、満足のいくまで取り組みました。朝食と夕食は必ず家族そろって食べるようにしていました。起床・食事・入浴・就寝の時刻を毎日同じにして、生活のリズムを整えました。規則正しい生活習慣のおかげで、頭が調子よく働いてくれたように感じました。

中学受験をしたので、6年生の1年間は修学旅行の2日間を除いて、朝から晩までずっと勉強していました。面白いもので、限界かなと思うところまで取り組めば取り組むほど道が開けてくるように感じました。考えることが好きでしたから、受験勉強で入試問題を解くことも苦になりませんでした。

ところが、苦労したのが大学受験です。あまりにも同じことを繰り返す勉強に飽きてしまいました。 

勉強の合間に気分転換をしました。本を読んで、いろんな人の考えを取り込みました。草花や野菜を育てて、その生長していく様子を楽しみました。自転車に乗って周辺地域のあちこちを走りました。

また、大学入試直前期は、勉強の合間に、資料集を眺めたり、地図帳を見て地図を書き写したりしました。地理選択でしたので、少しでも試験に役に立つような休憩の仕方を心がけました。社会は専ら休憩時間に勉強してしまいました。

夏休みにすること

夏休みは自由になれる時間が多くあります。

普段できないことに挑戦できる良い機会です。

私はいつも以下の手順で進めていました。

  1. 計画作成
  2. 学校の宿題
  3. 復習と先取り学習

計画を立てておくと進めやすいです。大雑把で良いので、何日までに何をするか、毎日どれくらい進めるかを決めておきます。1ヶ月間の計画を作るのは難しいので、計画は1週間ごとに作成します。遅れても大丈夫なように、余裕を持たせて計画を立てると、実行しやすいです。

さて、計画を立てて真っ先に行いたいのが、学校の宿題です。私は普段から「遊びに行く前に宿題を全て終わらせる」ことをルールにしていました。夏休みの宿題も、(読書感想文や自由研究以外は)休みに入る前に終わらせました。こうすることで、思う存分夏休みを楽しむことができます。

学校の授業内容の習熟に不安がある場合は、復習しておきます。私は中学1年生の1学期の頃、英語がよく理解できませんでした。2週間の夏休みに朝から晩まで毎日のように英作文を練習しました。すると200の英文が完全に書けるようになりました。

さらに余裕があれば、先取り学習をしておきます。先へ進むことで、いまの学習内容が理解しやすくなることが多いです。 頭は使わないとすぐに鈍ってしまいますから、少しずつでも継続するのが好ましいです。

本記事は、毎月発行している「学心だより」の抜粋文です。期間限定で公開いたします。

この記事を書いた人

学ぶ楽しさを伝えたい。
自分で学べる子どもたちを育てたい。
2022年春に新規事業立ち上げ。教育で貢献します。